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麻雀のメンゼンとは?始めたての初心者でもわかるように紹介!

麻雀のメンゼンとは?始めたての初心者でもわかるように紹介!

麻雀をやっていると「メンゼン(門前)」という言葉を聞くことがありますが、メンゼンは戦術として有効な手段のひとつです。

ですが麻雀初心者や初めての方だと、メンゼンの意味がわからない!という方もいます。

今回の記事では、麻雀におけるメンゼンについて解説します。

メンゼンの意味やメリット、デメリットもあわせて紹介します。

麻雀のメンゼンの意味をおさえて、より麻雀で強くなりましょう!

本記事は、以下のような内容でお届けします。

  • ・麻雀におけるメンゼンとは
  • ・メンゼンが麻雀内でどのようなメリット・デメリットがあるのか
  • ・メンゼンに関するよくある質問

麻雀のメンゼンとは手牌を相手に公開していない状態

麻雀のメンゼンとはそもそも何なのか?というと、手牌を相手に一切公開していない状態をいいます。

鳴きによる捨て牌の回収がなく、手牌すべてをツモで揃えていることです。

メンゼンは相手に読まれにくくなるので、あらゆる面でメリットがあります。

また、メンゼンでしか成立しない役もあるので、そちらは後述します。

基本的に一度でも鳴くとメンゼンではなくなる

メンゼンは鳴きを宣言しないことが大前提となるので、ポン・チー・カンといった鳴きを使用した時点でメンゼンは崩れてしまいます。

メンゼンでしか成立しない役を作ろうとしている状態で鳴いてしまうと、役が成立しなくなるので注意しましょう。

ひとつだけメンゼンのままとなる鳴きパターン

上記で鳴き=メンゼンではないと解説しましたが、唯一暗槓(アンカン)のみはメンゼンが成立します。

暗槓は明槓(ミンカン)と違いツモのみで4枚の牌を集めた形になるので、メンゼンの条件に当てはまります。

これによりほとんどの役が作れますが、メンゼンでしか成立しない役のなかに、そもそも鳴き自体が認められていないものもあるため、こちらは留意しておきましょう。

メンゼンのまま立ち回るメリットは4つ

メンゼンのまま立ち回るメリットは4つ

次に、メンゼンのまま立ち回る戦術のメリットについて紹介します。

自分の手が読まれにくくなる

鳴きを使わないことで柔軟に待ちを変えられる

相手に手牌を見せないので守備力もある

門前加符も成立する

相手に気取られなくなる可能性が高いメンゼンは、戦術としてこれだけのメリットがあります。

それぞれのメリットの中身についても、見ていきましょう。

自分の手が読まれにくくなる

まずメリットとして挙がるのは、手を読まれにくくなるという点です。

自分が狙っている役がバレにくくなり、何を揃えているのか相手側から見分けがつかなくなります。

鳴いてしまうと最低でも1面子は公開することとなるので、鳴くと何狙いなのかバレやすくなります。

また、メンゼンでいればリーチを宣言するかダマテンのままで進めるのかも選択できるため、より相手に読まれずに立ち回れるのもよいところです。

鳴きを使わないことで柔軟に待ちを変えられる

待ちを変えられる柔軟性が得られるのも、メンゼンのメリットといえます。

鳴きで完成させた面子は捨てたり入れ替えたりできなくなってしまうため、当初予定していた役から別の役への路線変更が難しくなります。

待ちを変えられるのはフリテンしにくくなるメリットもあり、手変わりに多様性を生み出せるのが強みです。

リーチを宣言しない限り、自由に待ち変更が可能なので柔軟に攻めていきましょう。

相手に手牌を見せないので守備力もある

当然ですが、相手に手牌を見せていないので守備力も高いのがメンゼンのメリットです。

面子を場に公開していないだけで、狙いの役を悟られないようにできるのが大きな役割を担ってくるといえます。

また、鳴きを使わなければすべての手牌から捨て牌を選べますが、鳴くと捨て牌として選べる牌も14枚→11枚→8枚…と減っていきます。安全牌を選べなくなる可能性も高まることから、振り込む(放銃)可能性が上がってしまうというわけです。

門前加符も成立する

メンゼン状態でロンアガリとなったときに、門前加符がつき、点数にボーナスがつきます。

点数計算に関係する部分なので、可能であれば狙っていきたいところです。

ツモアガリの場合も門前清自摸和となりますが、門前加符と重複することはないため注意しましょう。

メンゼンのまま立ち回るデメリットは展開が遅くなること

メンゼンのまま立ち回るデメリットは展開が遅くなること

メンゼンのメリットをたくさん紹介しましたが、デメリットとして大きく挙げられるのは「展開が遅くなりやすい」ことです。

もちろん、メンゼンであるほうがメリットは大きいですが、鳴きは自分が手に入れられなかった牌を簡単に手にすることが可能なアドバンテージがあります。

作りたい役が定まっているのであれば、メンゼンのままで立ち回るよりも積極的に鳴くほうがよい場合も。

攻めよりも守りに徹するか、守りを捨てて攻めに転じるかも麻雀の面白い部分なので、どのように立ち回るのかを考えながら戦ってみてください。

メンゼンでのみできる役一覧

 

メンゼンでのみ成立する役一覧を載せています。

 

役の名前 内容
リーチ(立直) 1翻 メンゼンでテンパイになっている形。リーチ宣言後は待ち牌を変えられない
ダブルリーチ(立直) 2翻 1巡目でリーチ宣言すると成立する役
メンゼンチンツモ(門前清自摸和) 1翻 メンゼン状態でツモアガリすること
イッパツ(一発) 1翻 リーチ宣言後の1巡目でツモ・ロンアガリすると成立。途中鳴きが入ると成立不可
ピンフ(平和) 1翻 4面子を順子で作っている状態かつ、雀頭を役牌以外にした状態で両面待ちすると成立
チートイツ(七対子) 2翻 対子を7つ揃えると成立する役
スーアンコー(四暗刻) 役満 4面子をすべて暗刻で揃えると成立する役
イーペイコウ(一盃口) 1翻 同じ順子を2つ作ると成立する役
リャンペイコウ(二盃口) 3翻 一盃口を2つ作ると成立する役
コクシムソウ(国士無双) 役満 一九字牌をすべて揃えるかつ雀頭を作ると成立
チューレンポウトウ(九蓮宝燈) 役満 萬子、索子、筒子のなかで任意の種類を使って「1112345678999+同種のいずれかの数字」を作る役
チーホー(地和) 役満 配牌の時点でテンパイしており、1ツモでアガリになれば成立(子のみ)
テンホー(天和) 役満 親が配牌の時点でアガリの形になっている状態

 

メンゼンのほうが高得点になる役一覧

メンゼンのほうが高得点になる役一覧

次に、メンゼンの方が高得点になる役を見てみましょう。

表内の食い下がりが、鳴き宣言時の翻となります。

 

役の名前 食い下がり 内容
チンイツ(清一色) 6翻 5翻 萬子、索子、筒子のなかで任意の種類を使ってアガリの形を作ると成立
ホンイツ(混一色) 3翻 2翻 チンイツに字牌が入った状態
サンショクドウジュン(三色同順) 2翻 1翻 萬子、索子、筒子すべてで同じ数字の順子を揃えると成立
イッツー(一気通貫) 2翻 1翻 萬子、索子、筒子のなかで任意の種類を使い、123456789を揃えてアガリの形を作る
チャンタ(混全帯幺九) 2翻 1翻 すべての面子と雀頭に1、9、字牌を入れると成立する
ジュンチャンタイヤオチュウ(純全帯幺九) 3翻 2翻 すべての面子と雀頭に1、9を入れると成立する

 

麻雀のメンゼンに関するよくある質問

麻雀のメンゼンに関するよくある質問

最後に、メンゼンに関するよくある質問をまとめました。

  • ・鳴くよりもメンゼンのほうがよいといわれているのはなぜ?
  • ・メンゼンのままか鳴きを宣言するかの基準は?
  • ・メンゼンでリーチすることに違いはある?

メンゼンがいい理由について気になる方が多く、鳴くか鳴かないか迷っている方も多く見受けられました。

メンゼンに関する疑問点もしっかりとおさえて、今後の麻雀に役立てましょう。

鳴くよりもメンゼンのほうがよいといわれているのはなぜ?

メンゼンがよいといわれている理由は当記事でも触れているとおり、メリットが多いからです。

自分の手が読まれにくいことや、相手が自分の手牌がわからない状態なので守りにも向いているところ、鳴きを使わないことでアガリを妨害されにくいのもポイントです。

メンゼンのままアガリにもっていくことで門前加符となり、点数にプラスされるのも忘れてはいけません。

逆に鳴くメリットはほしい牌を簡単に手に入れられることや、役を揃える展開を早くできることが挙げられます。

麻雀初心者のうちは役を覚えきれていないことも多いため、まずはメンゼン状態でリーチをかけられるようにするのがおすすめの立ち回りといえます。

メンゼンのままか鳴きを宣言するかの基準は?

メンゼンで立ち回るか鳴くかを見極める方法として、以下の部分に注意してみましょう。

  • ・高い手を作れそうか
  • ・鳴いたほうが早く役が揃うか
  • ・相手にアガられそうか

鳴いても高い役は作れますが、そうではないときは基本的にメンゼンの方が点数は高くなる傾向にあります。

また、作りたい役が定まっていて鳴いたほうが早く揃う場合は、メンゼンを捨てて鳴いたほうがよいでしょう。

最後に相手がテンパイ、リーチなのかを考えるのも重要です。相手がアガリになりそうな状態で鳴くと、捨て牌に制限がかかってしまうため、鳴かずにメンゼンのまま立ち回る方が安全です。

あくまで一例ですが、ひとつの基準として参考にしてみましょう。

メンゼンでリーチすることに違いはある?

リーチはそもそもメンゼンでないとかけられないため、メンゼンはリーチを宣言するのに必須です。

鳴いてしまうと以降はリーチを使えなくなるため注意しましょう。

麻雀においてリーチは強力な役のひとつであり、初心者でも狙っていきやすいので有効的に利用していきましょう。

まとめ|麻雀のメンゼンは基本的な戦術のひとつ

麻雀におけるメンゼンは、相手に手牌を公開しない基本的な戦術のひとつです。

鳴かずにメンゼンで立ち回ることで守備もあがり、アガリになったときは点数も高くなりやすいのがポイントとなります。

ですが、もちろんメンゼンで立ち回り続けるのが、必ずしもよいわけではありません。

鳴いたほうが早く役が揃いそうな場合や、鳴いても点数が高い役を狙っていけそうな場合は、メンゼンを捨てて立ち回るのも有効です。

ゲームの流れを見極めて立ち回るのが麻雀における醍醐味のひとつでもあるので、実際にプレイしながら覚えてみてください。