麻雀の勝ち方とは?負けないコツを初心者向けに解説
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麻雀の勝ち方はいろいろありますが、麻雀初心者の方は特に、どうやって勝てばいいのかわからないとお悩みの方も多いでしょう。
今回の記事では、麻雀の基本的な勝ち方を中心に紹介していきます。
特に麻雀を始めたての方であったり、今から始めてみよう!と考えている方に向けて解説します。
麻雀で勝ちたい!勝ち方を知りたい!という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
本記事は以下のような内容でお届けします。
- ・麻雀の勝ち方とは
- ・麻雀初心者でもできる勝ち方
- ・麻雀で負けないコツや上手い方の特徴
麻雀の最終的な勝敗は持っている点数で決まる
まずは麻雀の詳細についてですが、これは最終的に自分が持っている点数で決まります。
麻雀は何度か試合を繰り返し、その度に自分の手牌を組み替えながらアガリを目指すゲームです。
自分が上がれば相手から点数を奪えますし、相手の誰かが上がってしまうと点数を奪われることもあります。
そうやって競い、最終的な点数が決まるのです。
麻雀で勝つためには、ほかのプレイヤーより早くアガリに持っていけるよう目指すのが、何よりも大切です。
【初心者向け】麻雀でアガリになるまでのステップ
麻雀の勝ち方を理解するにあたり、アガリがとても大切という内容を紹介しましたが、ここでは初心者向けに麻雀のアガリになるまでのステップを簡単に紹介します。
基本的なアガリへの道筋は紹介する内容から変わることはほとんどないため、まずはしっかりとアガリになれるよう、流れを覚えていきましょう。
流れがわかれば、おのずとゲームの中身も理解していけるでしょう。
①理牌(リーパイ)
毎回試合が始まるときに、必ず行うのがこの理牌です。
理牌とは、最初に手牌に来た牌を整理して見やすくすることをいいます。
理牌するときは、同じ種類(萬子、筒子、索子など)と順番(123…のように)に並び替えるのが大切です。
自分が理解しやすくなるだけでなく、アガリのときに相手が確認しやすくなる意味もあるため、必ず理牌は実施するようにしましょう!
②面子と雀頭を揃える
麻雀でアガリに持っていくためには、面子4つと雀頭を揃えるのが基本です。
面子は123のように3つ順番になっている順子と、111のように同じ牌が3つある刻子に主に分類されます。どちらを集めても問題はありませんが、確率も踏まえると刻子より順子のほうが集まりやすいといえるでしょう。
雀頭はアタマとも呼ばれ、同じ牌2つで構成されています。
これが麻雀における基本のアガリの形なので、初めての方はまずこの形を揃えるのを目標に立ち回るのがおすすめです。
③聴牌(テンパイ)まで持っていきアガリを狙う
テンパイとは、あとひとつの牌が揃えばアガリになる状態を指します。
手牌が門前の状態(ポン・チーなどの鳴きを使用していない)であれば、テンパイになった時点でリーチをかけることも可能です。
リーチは宣言するだけで役がつくので強力ですが、宣言したあとは待ち牌を変更できないので注意しましょう。
あとは待ち牌を山からツモるか、相手が捨てたときにアガリが成立し、点数を計算してその試合は終了となります。
麻雀初心者でも作りやすい・勝ちやすい役一覧
初心者プレイヤーでも作りやすい役を見ていきましょう。
役の名前 | 翻 | 詳細 |
立直(リーチ) | 1翻 | 門前のまま聴牌状態で宣言できる役。宣言のみで1翻となるので強力だが、宣言後はツモ以外の牌をすべて捨て牌にするデメリットや、相手に聴牌していることを知らせるデメリットも持ち合わせているため注意 |
断么九(タンヤオ) | 1翻 | 手牌をすべて中張牌で揃えると成立する役。麻雀牌のなかでも6割を占める牌でそろえる役なので、比較的揃えやすい |
平和(ピンフ) | 1翻 | 門前、かつ面子がすべて順子で揃っていること、雀頭に役牌がない状態で両面待ちを行っていれば成立する役。タンヤオと共存させやすく、リーチもOKなので、この2つと合わせて「メンタンピン」と呼ばれている |
混一色(ホンイツ) | 3翻 | 1種類のみの数牌と字牌で完成させることで成立する役。狙いやすくおすすめ |
門前清自摸和(メンゼンチンツモ) | 1翻 | 一度も鳴かず(門前)、かつリーチも宣言せずにツモアガリするとつく役。守備力も高く狙いやすい |
【初心者向け】麻雀で勝つためのポイント
麻雀初心者の方でも勝ちやすくなるポイントを、いくつか紹介します。
- ・最初に捨てる牌を考える
- ・数牌の残し方を考える
- ・メンタンピンを目指して立ち回る
おおまかに、上記3つについて触れていきます。
麻雀にとって重要なのは捨てる牌を選ぶことといってもよいくらいなので、逆にいえばどの牌を残すかが大切です。
最初に捨てる牌はもちろん、その後で捨てる牌もしっかり考えながら立ち回る必要があります。
また、初心者の方でも作りやすい「メンタンピン」についても見ていきましょう。
勝率を上げるためにも、すべてチェックしてみてください。
最初に捨てる牌を考える
配牌されたあとに理牌し、最初の捨て牌をどれにするか決定するのは、初めに実施する大切な手順といえます。
麻雀に詳しいプレイヤーが相手だと、この第一打でどういうプレイスタイルなのか見抜かれてしまうこともあるほどです。
基本的にはいらない牌を捨てることになりますが、大まかな優先順位として考えるのであれば、么九牌(ヤオチュウハイ)から捨て牌にしていき、数牌の2や8が次の候補となることが多くなります。
もちろん完成させたい役や、そのときの手牌によって流れは大きく変わるため、今の自分の手牌から考えて必要ないものを切っていくのがよいでしょう。
捨て牌を決めるときは、自分の手を狭めすぎないことも視野に入れながら考えていけるようになれば、さらに勝率を上げることも可能です。
数牌のなかでも順子・刻子になりそうなものを残す
麻雀では基本的に数牌を残していくのが基本となりますが、順子や刻子になりそうなものを残すようにしましょう。
順子は数字が連続で3つ並んでいる状態のもの、刻子は数字がゾロ目で3つ並んでいる状態のものを指します。
確率で考えても刻子より順子のほうが揃いやすく、かつ両面待ち(例:5と6が手牌にあり、4と7待ち)のほうがより揃いやすくなります。
すでに対子(同じ牌が2枚)の状態であれば、そのまま雀頭として残すか、もう1枚揃えて刻子にするかも、立ち回りで考えることが必要です。
基本的には両面待ちで順子を揃え、対子を刻子にできそうならそちらも狙っていく、と押さえておきましょう。
メンタンピンを目指す
初心者が比較的作りやすく、高得点になりやすい例として「メンタンピン」があります。
- ・立直(リーチ)
- ・断么九(タンヤオ)
- ・平和(ピンフ)
この3つを総合して、メンタンピンと呼びます。
断么九と平和は名前からある程度察することが可能ですが、メンタンピンのメンは門前(メンゼン)から来ています。
リーチは門前が前提であるため、そこから由来してメンタンピンと呼ばれている、ということです。
メンタンピンを満たすだけで3翻となり、裏ドラも乗りやすいことから点数も高くなりやすいのが特徴です。
また、断么九と平和の特徴も踏まえると、揃うのが比較的早いのもメリットといえます。
麻雀で負けないコツ
麻雀で負けないコツについてもここで紹介します。
始めたばかりの初心者だとどのように立ち回ればいいかわからないことも多くありますが、実は麻雀は攻めるよりも「引き際を見極める」ほうが重要です。
単純に勝率の話だけで説明しても、勝つ確率よりも負ける確率のほうが高いのです。
だからこそ、負けを回避できるような立ち回りをしつつ、相手から点を奪うよりも「奪われないこと」を意識すると負けにくくなります。
具体的にどういう部分に気をつけるべきなのかは、以下で説明します。
相手のロンが直撃しないように注意するのが大切
点数を奪われないようにするには、何よりも相手の放銃を浴びないこと、振り込まないことが大切です。
例として、自分が振り込んでしまった場合と、ほかの相手が振り込んだ場合の点差は以下のとおりです。
このように、自分が振り込まないほうがはるかにアドバンテージがあるといえます。
放銃を浴びないようにするには「相手の捨て牌をよく確認すること」です。
基本的に、序盤で捨てている牌は比較的安全牌であることが多いです。
あとはすでに捨て牌にある牌では上がれないことを利用したり、捨て牌にある牌と手牌にある同じ牌の枚数から判断したりすると、振り込む確率は下がるといってよいでしょう。
それ以外にも、相手の誰かがテンパイしてるときはドラ・役牌は絶対に捨てないようにする、なども意識するとより安全になります。
ここで説明していることがすべてではありませんが、より負けにくくなるための考え方であることは間違いないので、まずはここで記載している考え方を覚えておくのがおすすめです。
麻雀の勝ち方に関するよくある質問
最後に、麻雀の勝ち方に関する質問と回答について記載します。
麻雀初心者の方から特に多く寄せられている質問としては、上手い人や上級者はどのように勝っているのか、特徴や勝ち方があるのか、といった質問です。
確かに、上手い人はどのような考えで立ち回っているのか気になりますよね。
また、3人麻雀と4人麻雀での勝ち方に違いがあるのかどうか、という質問もきていました。
質問の多かった内容をしっかりとおさえて、今後の麻雀にも活用できるようにしておきましょう。
麻雀の上手い人や上級者の勝ち方や特徴は?
麻雀の上手い人や上級者の立ち回りは、やはり初心者とは違ってより勝てるような工夫をしていたり、負けない立ち回りをしていたりすることが多く見られます。
麻雀の上手い人が使うテクニックの一部を紹介すると、「相手の捨て牌をしっかり見る」ことや「点数の計算をきちんとしている」ことが挙げられます。
捨て牌を把握することで無駄に振り込まなくなったり、相手の手がある程度把握できたりするので、相手を上がらせない立ち回りが可能です。
点数の計算をすることで、より高い手で上がれることや、負けたときのビハインドを抑えることも視野に入れられるようになります。
麻雀が上手い人は、先を見据えた立ち回りができている人のことをいうことが多いので、どんどん麻雀に慣れて同じプレイができるようになっていきましょう。
3人麻雀と4人麻雀で勝ち方は違う?
麻雀は4人麻雀が一般的ですが、3人で競う3人麻雀もよく遊ばれています。
3人麻雀は萬子の2〜8がなくなったり、チーが鳴けなくなったりしますが、勝率はだいたい4人麻雀と同じです。
牌が減るぶん作れない役も存在しますが、基本的な勝ち方は4人麻雀と変わらないと考えて問題ないでしょう。
ですが、そのときのルールによって「ツモり損」が発生してしまう可能性もあります。4人麻雀と違いツモで奪える点数が自分を除いた2人に減ってしまうので、役によっては損してしまう場合も出てしまう、ということです。
牌の関係で変わる部分はありますが、3人麻雀も4人麻雀と同様に面白いゲームなので、ぜひ一度遊んでみてください。
まとめ|麻雀の勝ち方を知って勝てるようになろう
麻雀は、勝ち方を知っているのと知らないのとでは大きく展開が変わってくるゲームだといえます。
初心者のときはもちろん覚えるのが大変だったり、細かいルールまで把握できなかったりすることもあるでしょう。
ですが、基本となる勝ち方や今回紹介したメンタンピンといった戦術など、初心者でもじゅうぶん勝率を伸ばせる手段は多く存在します。
麻雀は負けない立ち回りも大切なので、ときには守備に徹して自分が振り込まれないようにすることもしっかり覚えておきましょう。
麻雀の基本的な勝ち方を理解したうえで、ゲーム自体も楽しみながら遊んでみてください。