麻雀役:混全帯么九(二翻役) 別名:チャンタ、ホンチャン、ホンチャンタイヤオチュウ
混全帯么九(チャンタ)の役
混全帯么九単品で狙うケースは少ない。
基本的には役牌や三色を合わせたついでに狙う役として視野に入る。
門前では難しいが喰い下がり一翻の方が活躍しやすい役
混全帯么九のイメージ例
テキスト例:一一①①123789南南南 ツモ①
混全帯么九役の成立条件
雀頭と面子全てに『1』『9』『字牌』が入る事が必須
『一』『九』『字牌』と俗に言う『么九牌』(ヤオチュウハイ)と呼びます。
混全帯么九は雀頭+4面子という麻雀の基本的な和了の形で、その全てに『么九牌』を含んでいるのが条件です。
雀頭例:『①①』『九九』『南南』『白白』
面子例:『一二三』『999』『西西西』
4面子は全て么九牌を揃えるのが条件です。
内訳として『暗刻』『順子』『槓子』の種類は問いません。
また喰い下がりは一翻で、門前は難しい役とはなりますが一盃口や三色同順や平和との混合もあり、成功時は他の役も複合しやすく高打点を叩きやすい役になります。
別名でホンチャンタイヤオチュウ
字牌を使わない純粋なチャンタが一翻高い『純全帯么九』(三翻)なので、それに字牌が混ざったのが『混全帯么九』(二翻)となると見れば覚えやすいです。
フリテンが誘発されやすい!
鳴かない門前手の場合複合役が成立しやすい混全帯么九は1,もしくは9で上がればというケースが多々あります。
混全帯么九が成立しない方の和了の場合、フリテンが誘発されやすいので注意が必要です。
(※上記の画像は役がありません。(ツモや嶺上開花などは除く))
『四』ではなく『一』の和了で混全帯么九の成立。加えて『一二三』『一二三』で一盃口も成立します。
単品で鳴き和了は難しい
混全帯么九は『おまけ』として和了は魅力的な手。
鳴いて狙う場合、まずは『風牌』や『三元牌』を鳴き和了が確定してから狙っていくのがベストである。
また、一と九と字牌となれば手作りが難しいイメージがあるが鳴きやすい牌が河に出るので想像よりは早かったりする。
補足:一般的にはチャンタ
『么』ヨウ(タンヤオの"ヤ")は簡体字のため、一般的にも馴染みがあるように断么九はタンヤオと記載されます。
混全帯么九も同様に混全帯么九ではなく『チャンタ』と記載されるのが一般的になりつつあります。