麻雀役:ダブル立直(二翻役) 別名:ダブリー
ダブル立直(ダブリー)の役
一巡目、初めて捨てる麻雀牌を立直と宣言するのがダブルリーチ。
配牌を開け13枚+ツモ1枚の合計14枚でテンパイ状態なのが条件なのでかなり稀な役。
打ち手の狙いに関係なく、成立は運100%の役。
もちろんもっと高い手を狙ったり、待ちが悪い場合はダブルリーチを選択せず手を伸ばすのもできる。
そもそも確率的になかなか稀な役なので年に何度かしかお目にかかれないだろう。
ダブルリーチのイメージ例
テキスト例:二二①①①33356789 自摸7
ダブル立直の成立条件
一巡目に立直を宣言する。
必然的に親ならば配牌を開けた瞬間に立直宣言になり、子は初めの牌を引いた14枚の時点で立直を宣言するのがダブルリーチの条件になる。
別名でダブリーと呼ばれる
ダブル立直(ダブルリーチ)は少し長いので、一般的にはダブリーと略される事が多い。
とは言え頻度的に珍しい役なので麻雀の打ち手も馴染みは少なく、ダブル立直とそのままの名称を使う人も少なくない。
麻雀ゲームの場合もまちまちで、正式名称のダブル立直を使う物もあれば文字数などの関係で『ダブリー』と略す場合もあります。
立直宣言前に鳴かれてはダメ!
親が第一打を捨てた時、それをチーやポンなどの鳴きが入った場合、その時点でダブル立直は他の子供は成立しない。
もちろん親がダブル立直の場合、その立直宣言牌を鳴かれたのならば親のダブル立直は成立。その後子のダブリーは不成立になる、という流れになります。
北抜きや花牌(季節牌)など抜きドラも鳴き扱い
『北抜き』『花牌(季節牌)』はそもそもルールによって様々な使い方がされます。
しかし基本的に『抜きドラ』として扱われ、抜いた後は嶺上牌から取るのが共通点です。
抜きドラは『喰い下がりにならない』『鳴き』として扱われるのが一般的で、鳴きとして扱われる以上、抜きドラがあれば『一発』同様に『ダブル立直』も消滅します。
補足1:ダブル立直は何がダブル?
立直一翻に対し、二翻付くからダブル! という説もあれば、天和(地和)がダメでも立直ができるからダブルという2つの説があるそうです。
補足2:ダブル立直の確率は?
あくまで目安として確認して頂きたいですが、配牌時のテンパイ確率は0.7%(1/1400)ほど。
親一名と子三名いますので確率は単純に四倍近くになります。
しかしそもそもダブル立直を選択しない可能性もあり、子の場合鳴きの有無、またダブル立直宣言後後にきちんと和了ができるかを考慮すると、大凡0.2%(1/500)と言われています。
配牌以降の計算は難しいので、あくまで目安として『ダブル立直は0.2%』と覚えておけばいいでしょう。