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麻雀役:三色同順(二翻役) 別名:サンショク

三色同順(サンショク)の役

三色同順タイトル

二翻役。喰い下がり一翻。
萬子、筒子、索子のそれぞれを同じ順子で揃える。
数ある麻雀の役で最も意図して狙いに行く手の一つではある。

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三色同順のイメージ例

三色同順例

テキスト例:三四五七七③④⑤345西西 ロン西

三色同順の成立条件

三色は鳴いても良い

同じ数字を三種類全ての順子を揃える。
例:123,123,123
例:678,678,678

『123』で揃える場合『萬子の一二三』『索子の123』『筒子の①②③』これらがあれば成立します。

面子三種類をそれぞれ同じ数字順子で三色揃えるので、それ以外の麻雀牌はなんでもいいです。
特徴として複合役が狙いやすく、断么九や平和、或いは混全帯么九など混合し点数が跳ね上がる傾向が強いです。

8なら三色。5なら無し

役の性質上三色確定のケースは少なく5なら三色だけど8なら不成立といったケースも多々あります。
安めを見送ってまで三色にこだわるのはかなり稀なシチュエーションで、和了できる状態ならばスパッと和了を優先しましょう。

別名で三色(サンショク)と呼ばれる

お気づきの方もいると思いますが、麻雀には『三色同順』『三色同刻』の二種類があります。
『三色』と言ってしまえばどちらを指す言葉かわからないと思うかも知れませんが、三色同順を指します。
単純に出現率の問題で『三色同刻』は中々お目にかかれない役なので、きちんと『三色同刻』と名称で呼ぶ傾向が強いです。

注意するポイント

三人麻雀では三色同順がない?

三人麻雀は萬子がない

三人麻雀を行う場合そもそも論として萬子の二~八を取り除くルールが主流になりつつあります。
その場合萬子の二~八がないので必然的に三色同順の成立が不可能になります。

萬子の二~八が無い場合、狙い役としての弊害は何が在るのかと考えると、意外にもこの三色同順のみが狙えなくなり、国士無双や三色同順、九蓮宝燈など他の麻雀役は問題なく狙う事ができます。
もちろん三人麻雀でも萬子の二~八を用いる場合は三色を狙う事もできます。

鳴いた場合は片和了に注意

門前ならば複合役が揃いやすい三色同順。
仮に安めなら不成立と思えばリーチを宣言するなどでフリテンの回避が可能です。
しかし鳴いた場合、役牌がなければ複合役は混全帯么九か純全帯么九。どちらも安めで上がれない可能性があります。

三色同順が確定しているケースでの鳴きか注意が必要です。

完全先付けにも注意

麻雀は地方や年代により若干ルールが異なりますが、代表的なものが『有り有り』『無し無し』です。
何が有りかと言うと『喰い断』『後付』に二つです。
特に後付の場合『完全先付け』というものがあり、鳴いた時点で役がないと和了できないというルールもあります。
この場合、まったく関係ない牌を叩いて鳴いてしまうと三色であろうと和了ができないので注意が必要です。

補足:混合しやすい高め・安めを把握する

三色注意点

上記の形でテンパイをした時和了牌は5種類存在します。
『③⑥⑨・⑤⑧』になります。

この場合、高めの和了は何か。また三色が確定するのはどれか。
和了牌を確認する事ももちろんですが、高め・安めの点数を頭に入れておく必要があります。

三色高め安め

三色同順は同じ数字を順子で三色で揃える、という役になりますので必然的に『平和』『断么九』もしくは『混全帯么九』『純全帯么九』と複合する確率が高まります。

この辺りの役を意識するとスムーズに打つ事ができるでしょう。